Xtrfy M4 最良の新マウス 先行レビュー

先行レビューの前置き

 発売を2019年9月末~10月に控えたXtrfyの新作マウスM4を先行して提供いただけたのでレビューさせていただきます。今年私が絶対に買いたかった唯一のデバイスです。褒めるつもりで入手しておりません。提供がなくても買いましたので悪い部分はあれば書きます。先行レビューということで記事の内容を整理するよりも情報量をとにかく多く販売前に届けるということを優先した状態で公開し、徐々にリライトを行っていきます。どこよりも文量があり正直なレビューを目指します(まとまりがないとも言える)。そのため下記の目次をご活用くださればと思います。全て主観である点をご理解ください。

 基本的にはM1と比較致します(他のマウスは全て処分しFinalmouseUL2とM1しか手元にない)。記憶で他のマウスの名前を出しますが、やはりRivalとダーマ、IE3ユーザーはM系に馴染みやすいかと思います。

 中央より後ろ側にボリュームを感じるケツデカ系エルゴノミクスマウスとなっております。重要なのはM1の後継機ではないということ。形状がそもそも違うのでM1と良し悪しを決めるというよりも差異による感触の違いを表現するための比較になります。あくまでXtrfyの新作マウスと理解していただけたらと思います。M1の上位互換ではありません。例えるならSteelのRivalが方向性一緒でも番号で形違うのと同じイメージです。単純にM4という新たな選択肢が悩ましく増えてしまったという嬉しい事実があるだけです。公式ページでも”全く新しい形状とサイズ”と紹介されています

以下にXtrfyの製品を幾つか貼っておきます。Xtrfyを手の持ってない方は参考にどうぞ。M4が発売されて死んだ選択肢はございません。

XtrfyM1
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Xtrfy B1
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Xtrfy XTP
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お先に結論

 ザク~っと書けば、多くの人に向けて最も選びやすい新たな選択肢として登場したM系形状のエルゴノミクスマウスがXtrfyチューニングの最新センサー積んで1万円以下でやってきちゃったってことになります。

 約22%も軽くなった軽量を活かしつつ人を選びにくい緩やかな曲線を描き、オールマイティーな形状に変化しています。手の大きさがネックだったり持ち方が合わなかった人にも手に取りやすい選択肢となりました。軽量であることでマウスの振りも軽快で気持ちのいい操縦性です。近年マウスの軽さが評価される理由がよくわかる良好な挙動を体感できます。

 メインクリックのストロークは長くなりましてクリック感が変化してます。誤爆しにくいシッカリと押すタイプです。普通の高速タップ程度では支障ないもののジッタークリックのような超高速連射には向いてない印象でメインクリックの分かれる評価がM4最大のチェックポイントかと思われます。

 サイドボタンは配置と形状が改善、M1は捻った曲線を描くことで合う人にはトコトン最高なフィット感を提供してくれましたが、サイド前ボタンの配置がギリギリすぎて人によっては押せない可能性がある設計でしたが、M4では押しやすい配置に変更改善されています。M1を諦める要因とした人もいるでしょう、M4にはそこの心配はございません。

 新しく採用されたEZケーブルは疑似パラコード。市販純正マウスでトップクラスの柔らかさと軽量さです。14000円するFinalmouseUL2に似ていますが比較すると若干の硬さはあります。それでも市場トップクラスの柔軟性で耐久面も問題なさそうです。

 

形状、重量について

 今回は先行レビューということで本題にいきなり入らせていただきます。開封の儀はいつもどおり行いません。製品の価値は開封ではわからないと考えております。

 実重量はケーブルをそのまま置いた状態で72g。事前情報では69gとか色々ばらついてましたが71.5g程度がファイナルアンサーかと思われます。重量に関して強い関心を持つ方であれば重量の数値そのものは気になるとこかと思われます。となると近い作品でG-wolvesのsk-lやGloriousのmodel-o、RazerのViper、FinalmouseのUL2などが記憶に新しいですが、これらの軽量帯に比べれば数値上軽いと言えるものではありません。平均的な軽量化させてないマウスがほぼ80g以上であるので軽い部類にはなるのですが、軽さ目的での選択肢というよりも、中型エルゴノミクス形状で軽量化されてるというところが評価されるべきかと思います。

 サイズ自体はM1よりも全長が9mm程短くなってまして見た目では小さくなった印象ですが、形状が異なるので小型になったという印象は握ってて感じません。。M1よりも曲線がマイルドになってます。特に形状の変化で大きい点が4点、加えて表面処理がラバーコートでなくなってるのでグリップ感も異なります。

 

①右前方側の凹みが殆どなくなり後部までの曲線が緩やかになっている

②左後方の大きく少し尖った膨らみが緩やかになった

③中薬指の付け根付近が振れる中央箇所が右下がりの傾斜ではなくなった

④中央後部の尻部の傾斜が変化し掌中心部の当たりが変化

 

 掌をマウスに置いて握るとM1とは明らかに指のかかり方が違います。これは表面処理のさでもあってラバーコート採用のM1と非採用のM4との明確な感触の差になります。①は薬指と小指の先の腹が触れる箇所です。引っ掛ける感触から添えるだけの感触になってます。②は母指球との接触具合に差があります。M1では母指球をやや強く密着させてましたがM4では添える程度となっています。③④にの違いによりM1が全体を被せて指でグリップする感覚ですがM4は全体を添えて持つ感覚です。

 

詳しく見ていきます。

 

①右側の曲線が緩やかな曲線に変化している

LEDの配置は同じですから曲線の具合がいかに違うかわかりやすいかと思われます。これは③の要素も絡んでおり右サイドの高さが増していることがわかります。高さが高くなった分LEDラインから底部までの捻れも緩やかになっています。M1では薬指と小指をこの捻れに引っ掛けるようにグリップする感触でしたが、M4では指の腹を添える程度の感触になっています。寸法では最大高さは変わりませんが傾斜がちがうので全体的にこんもりと膨らんだ印象があります。ここで説明している曲線は下の画像で言うマウス左側の曲線です。明らかに異なりますね。M1の方が膨らんでおり小指の第3関節の肉まで接触してフィットする膨らみがありましたが、M4だと第2第3関節は接触しません。

 保持する力はM1の方がグリップが強いので安定感ありますが、M4は軽量であることが活きており、操作に問題を残していません。M1の攻めた形状はツマミ持ちに全く不向きな形状で、ガッツリ被せる人も手が小さい場合はサイドボタンの位置が前すぎるなど攻めすぎた形状が原因で人を多少選ぶ要素がありました。M4では曲線が全体的にマイルドになっています。持ち方の自由度はM4の方が上でオールマイティーになって万人向け感が増しました。M1は持ち方をある程度専用に矯正される感じがありましたがM4は自分なりの持ち方をよりしやすいです。M1が好きなのにオススメしきれない理由としてはこのピーキーな形状も理由の1つでしたがM4ではマイルドになり手の大きさを選ばない印象があります。

 

②左後方部の少し尖った大きな膨らみが緩やかに

③中央箇所が右下がりの傾斜ではなくなった

 上の画像だとわかりやすいですが、M1の後部(尻)はガッツリ広がっていてサイド面が見えないような形状になってます。特に左側の出っ張った膨らみこそがM1最大の特徴かと思われますがM4ではかなりマイルドになっています。親指の第二関節と母指球の当たりが密着していたM1から、M4では母指球をあてて第二関節が浮き指先で抑える感じの曲線になっています。

 ホイール付近から後ろにかけて輪郭を比較した下の画像を見ると③の違いがわかりやすいかと思います。ここまで傾斜が違うので中薬小指の当たり具合は当然変化します。小型化と表現しないのはここまでの違いがあるからです。

 

④中央後部の尻部の傾斜が変化し掌中心部の当たりが変化

全長が変わってることによる傾斜の具合も違うことがわかります。ついでにメインクリックのストロークがM4の方が長いことも伝わると思いますが後述致します。ここの傾斜が変わっていることと③の傾斜が変わっていることから掌の接触部分に大きな変化が出てきます。全長自体は短くなってますので手の大きさを比較的問わなくなった点はポイントでしょう。手との接触比較は以下

 

以上をふまえた握りの感触

 全体的な形状として後部の膨らみこそがXtrfyマウスの形状的な面白さですので、この部分を接触させない持ち方はM4では勿体ない印象、つまり かぶせ持ち つかみ持ち を推奨いたします。掌との接触面積を大きく確保することでダイレクトに制動する力をマウスに反映させられる使用感です。

 いつものように私の握ったときに感じる接触感を可視化しました。暖色のほうが強く当たり、寒色は触れる程度に弱い当たりです。自然とM4は第二関節が浮き気味になり母指球側に圧はあるものの右側は接触が弱いです。M1は全体的にピッタリと万遍なく接触する感覚で加えてラバーコートによるグリップが働きます。ちょっとM1の方が上手にかけちゃってるのは下手くそなだけです。

 ということでフィット感そのものはM1の方が個人的には上で、掴んだ際に特に数字程重量を感じないという感想を持っておりました。対してM4は覆う感覚なので数値通りの重量感という印象です。ちなみに重心はやや前側になった印象。軽さだけをフォーカスした重量設計ではなく、どの持ち方でもM系の形状を楽しみやすくなったという感じでしょう。M1自体90g付近のマウスですから20%程度の軽量化です。市場に張り合う軽さではなくメーカーが提案する新しいラインナップとしての軽さと感じました。

 M1の特徴でもある高品質なラバーコートですが、ラバーコートは加水分解を避けられずラバーの寿命が存在します(高品質なので使い続けてれば一年使っても劣化いたしません)。ハニカムであることからラバーを採用しなかったかと思われますがサラサラした表面で滑る心配もなく、軽量化されながらも肉厚でシッカリした作りなので長く使える選択肢でしょう。

 他のハニカムマウスと違い、中の基盤やパーツに防塵防水滴処理を公式が明言しているのもポイントですね。穴からや水滴が入ってどこかのタイミングで一発で壊れるというハニカム特有の不安から解放されているのは地味に感じますが非常に大事なことです。コンフォーマルコーティングでの保護は、湿気 結露 油分 洗剤 カビ 虫の死骸 ホコリ等の異物の付着、更には振動による誤動作や断線などに有効として基盤保護に使われるモノです。

 

各種ボタンについて

 メインのクリックはセパレート(分離)型になっており感触が大きく変わっております。M1が浅く軽く軽快で押し始めれば即クリックという感じです。M4はストロークが伸びましてクリック判定までのクリックに掛かる力が少し増しました。加えて戻る力が弱いです。M1とは全く違うクリック感です。連射のしやすさはM1のほうが上に感じますが誤爆のしやすさも上です。M4は誤爆することはありませんがストロークの長さにより高速連射はやや苦手です。普通の早いタップはなんの問題もないので特定のゲームでジッタークリックのような高速連射するかどうかになります。私はM1でジッター出来ますがM4では出来ませんでした。ここは賛否でそうな調整に感じますが誤爆は確実に防げるでしょう。使用してるスイッチOmronのD2FC-F-7N(20M)になります。

 サイドボタンはHUANO製。ボタン自体の形状が変わり配置と押し心地も変わりました。サイドボタンの位置に関してはM1は日本人の手にはギリギリの設計でガッツリ被せる人は親指が届かないという人もいました。M4では尻の傾斜が変わったこともあり配置が前で届かないということもありません。

 HUANOスイッチ採用により押す感触はやや固めでカチカチとした使用感。個人的にこれはメインに持ってこられたら評価が更に別れると思うがサイドならば誤爆防止で明確なONとOFFのカチカチ感で良好な選択に感じる。HUANOスイッチはZowieマウスに多く使われており、独特のカチッとした硬めのクリック感が特徴なのでそれをイメージしていただければと思います。不満のある硬さではなく誤爆を防げる程度の程よい調整です。

 

ホイールはM1と同じかと思われます。軽くノッチ感も控えめに感じる程度の回り方です。ホイールの押し込みは硬めでこれはM1と変化なし。誤爆経験0で快適なノッチ感。私は大好きなホイールです。

 

ホイールのすぐ下にあるボタン、普通のマウスだとDPI変更が配置されやすいボタンですがLEDの変更ボタンになっております。おそらくプレイ中に都度DPIを変える人があまりにも少数なので誤爆を防ぐための配置でしょう。DPI変更とポーリングレート変更は底面側に配置されおり誤爆することはないでしょう。

 

 やはりネックとなるのはメインスイッチのストロークでしょう。超高速タップを使用する人には障害となりますし、比較的深めの押し感ですので誤爆の無さと軽快な連射を取るかで評価が変わるでしょう。

 

センサーはPixart 3389

 最新のセンサーである3389を積んでおります、まだ市場に出回ってる中でも数少ない最新のセンサーです。ただ、3389の評判としてポーリングレート1000Hzでカウントが乱れる傾向にあるという声があります。実際にマウステスターで測ってみます。純正ソール使用、マウスパッドはXtrfyGP2を使用。この組み合わせ良いです。GS-Rも素晴らしいのですがコンパナを作る際の生クリームを吸ってから調子が悪いのでGP2でのテストです。

 結果を先に書きますと評判通り1000Hzでのカウントのバラツキが目立ちます。500Hzでは素晴らしい結果を出してますのでマウステスターを全面的に信頼して計測結果を重視するなら500Hz運用か1000Hz低CPIになるでしょう。しかしプロゲーマーで採用例が非常に多いGproWLもカウント飛びする個体もあるわけで、このマウステスターの計測結果はプロがプレイでも障害を体感出来ない程度のものです。一応テスター上では1000Hzは不正確という結果にはなってますが、気にする場合はテスター結果を参考に設定すればいいので個人的には全く問題視しておりません。というのもブレはあるものの全くもって均等なブレ方でカウントがトンでるわけではないからです。簡易計測のマウステスターを個人的にはそんなに信用していないのと、メーカーがこんなあからさまな部分を見落とすわけがなく、500Hzが単にブレの平均をとってキレイに見えてるだけで実用に置いて全く問題なく、シンプルにスペックアップした後継と私は捉えています。根拠はありませんが、私は3389に対しては高評価です。

 少し関係なく感覚的な話になってしまいますが、Xtrfyのセンサーの挙動は凄く私にシックリくる軽快で切れ味ある感触があります。これはテスター上でも反映されないような感覚の差なので難しいですがセンサーのチューニングによる相性かと思われます。この感覚ゆえに他のマウスを全て処分した程に気に入っています。この文だけ書くと説得力なくて胡散臭いのですがM1を使い続けていや大きな理由の1つになります。

XtrfyM1
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1000Hz CPI400,800,1600,3200

 

500Hz CPI400,800,1600,3200

 

LED綺麗です

LEDとっても綺麗でおしゃれです。いくつかパターンがありますがイルミネーションとしてマウスを活用したい方にも良いでしょう。個人的にはXtrfy部分の光り方が好きです。LEDの発熱問題が不安でしたらこういった設定も可能です。

 

その他 ソールやLODなど

ソールの形状は大きく変わっており、予備が付属しております。初期状態ではセンサー部のソールは設置されていませんが付属しているのでつけています。M1よりも程よく滑りが増しています。Artisan零やG-SR、Xtrfyパッドとの組み合わせが私の好みです。ちなみに汚くなったマウスパッドだとテスターで計測の際にガタガタになったので良いマウスパッドを使いましょう。センサーが良いことでの弊害です。

LODは非常に短いです。0.5mm程基盤を浮かせて再組み立てしましたが時折不安定になりましたので基盤の高さを変えるカスタムはオススメできません。

分解

 提供品は本来貸し出し品であるため分解及び改造はご法度です。しかしながらM4への愛がデカ過ぎて(重すぎて)調子に乗って早々にカスタムしてしまったことをここで謝罪いたします。販売を待って購入したものをカスタムするべきでした(保証がなくなり故障の原因となるため分解改造は推奨いたしません)。

 分解の画像は今回は控えさせていただきます。ご迷惑おかけいたします。そんなレビュアーをイイネしてくださるXtrfyCEO様、代理店テクテク株式会社様には深く感謝申し上げます。最近予備ソールの販売もしてくれてユーザー密着の姿勢…すこです。

 

M4の所感(リライト追加分)

 この項目はリライトでの追加分になります。使用時間は300時間を超えたでしょう。M4を手にした興奮も冷めた時期ですが、それでもやはり出来の良いマウスと再認識させられます。この項目ではある程度使用しての全体的な評価になります。形状についての細かい記述は次項からになります。この所感はやや突っ込んだ話をいたしますので、後回しを推奨します。

ハニカムと形状について

 まずハニカムについての評価です。M4形状も含めます。こちらはハニカムを手にとったことのない人は当然未体験でフィット感の不安、埃や異物の不安、強度の不安などあるかと思われます。既にハニカムマウスは幾つか触ってきましたがハニカムにより保持力フィット感というのは正直なところ損なわれます。これが顕著なのがサイド面のハニカムです。ハニカムがもたらすメリットは軽量ですのでその点は次に記述。

 基本的にどの持ち方でも保持のメインとなるのは指先の腹になるかと思われます。指先の腹で保持することで水平方向に働く力によりマウスを挟みホールドします。これは上方向に持ち上げる際も基本的にこの力だけでマウスを持ち上げるので接触表面積が大きいほど安定感は増します。軽量であるほど同様に安定します。ハニカムの場合は表面積が減りますので指にフィットする感覚はやや損なわれます。しかしながら軽量化の利点により、フィットしなくても軽いのでそもそもマウス振ってもズレないのです。軽量であることというのはそれほどに操縦に与えるフィーリングに快適さを提供します。

 形状で言えばサイド面が逆台形で持ち上げの際に指が引っかかる形状であるほうが保持は安定する感覚があります。例を上げるとXtrfyのM1はクビレとネジレを大きく取ることによってラバー加工も貢献しハマる人には抜群の保持力とフィット感を与えました。しかしながら曲線を攻めれば攻めるほど人を選ぶ形状になってしまいます。本来ココに指をおいて欲しい!そういうポイントにハマらない人はそれだけで選択肢から外れるという具合です。M4ではM1の形状をベースとしつつもサイドの曲面はクビレネジレともにマイルドになっています。逆台形部分もほぼなくなりスッキリしたサイド面になり、人を選ぶ形状ではなくなりました。万人に素直にオススメしやすくはなってます。

 言い方を変えれば形状による指の自由度を広げたことにより、ピンポイントでのフィット感は犠牲になっています。ここのフィーリングの差が確実にあるためM1と同じ形状であるとは絶対に言えません。あくまでM1をベースとしつつ軽量化により許される範囲でマイルドに仕上げてきたという感触です。軽量であることでこの形状面もクリアされており、ハニカムカウルの新形状による操縦感覚の不満は感じません。ここらへんのバランスは流石Xtrfyだと思います。

 手に吸い付くようなフィット感 から 軽量ゆえに誰でも持ちやすい形状と軽快さ に変化しています。フィット感にフォーカスするならM1、軽量を活かした使いやすい操縦性を選ぶならM4ということで新たな選択肢が増えた形になります。個人的にはM4のこの選びやすさは全てのゲーミングマウスの中で新たなスタンダードとなりえると思っています。それはパフォーマンスのみならず、入手性、品質、コストの面からバランスが非常に良いからです。

 実際ハニカムの穴の違和感というのは最初はあるかと思いますが、実際はすぐに慣れてしまいます。この穴の見た目は評価別れますが手触りの違和感の意見というのは殆ど目にしませんし私自身M4に限らずハニカムの手触りに否定的な感想を持ったことはありません。握る力が強い人は少し肉が食い込む感覚はあるかもしれません。M4は穴が丸形なので食い込みもマイルドな方かとは思いますがどうしても気になる人はできれば実機触りたいところです。埃や異物はコーティングで特に問題を起こしたことは過去ございません。気になるならエアーダスターでふっとばしましょう。2秒で清掃完了です。分解してしまった際にカウルの肉をみましたが肉厚です。軽さ追求しすぎて耐久性を犠牲にしてるということはありません。ガッツリ使ってください。当然ですが尖った衝撃に対しては弱くなります。つまりは殴ったり投げたりしなければOKです。

 

 

軽量であることの利点欠点

 軽量であることの個人的に感じる要点を列挙

 
ブログ初心者の猿

①形状を攻めずとも無難な形状で十分な保持が可能

②軽量による動きの軽快さ、特に始動と制動に差

③軽いことによる疲れにくさ。ひたすらに楽

④ソールの印象、マウスパッドの印象が変わる

⑤ケーブルの存在感が増す

⑥軽いことによるマウスへの力のかけ方が変化

 

①は上に記述済

②軽量による挙動の差

 重量が軽いことで働く慣性が小さい。つまり静止状態からの始動、移動状態からの急停止が軽快でスムーズというのが軽量マウス最大の長所です。UL2でも評価した内容ですが、軽量であると始動からエイム微調整までの一連の動作が指だけで完結します。この動作のイメージは反復横跳びで競技者が重いものを背負ってるか背負ってないかのイメージです。微調整の際の加速減速のスムーズさが違いますのでフリックにしても追従にしても軽さの効果は実感しやすいです。しかしコレを有効と取るかは使用者とゲームタイトルの相性と兼ね合いがあります。⑥で記述します。

 感覚的には70g付近がボーダーでしてM4は軽量にしてはそれなりの大きさがあるのでマウスパッドを選びはしますが指だけで大部分のエイム動作は可能です。

 

③軽量で楽

 動かすにも止めるにも、かける力が少なくて済むので楽です。重いもの背負って運動するか、身軽な状態で運動するかの違いです。

 

④ソールの印象、マウスパッドの印象が変化

 今あるマウスをいつもより意識的に下に力をかけながら操作してみてください。挙動が確実に変化すると思います。同様に軽量になることで今までのマウスがもし比較して重かった場合は逆の変化を感じます。軽量であるほうが滑りやすく、ピタッと静止はしづらいです。基準そのものが変わるので感覚をシビアに重視する方はそこらへんの更新も楽しいでしょう。環境側を合わせるのではなく、自分の感覚を慣らしてくのもいいかと思います。ちなみに私はXtrfyGP2とArtisan零XsoftとG-SRを好みます。Xtrfyの純正ソール自体は中々面白い形状で品質もよろしいのでそのままでOKかと思われます。予備のソールが付属してる素晴らしい気遣いにより、手持ちのお気に入りソールを試しやすくもあります。その際はLOD短めですのでご注意を。

 

⑤ケーブルの存在感が増す

 本体重量が軽くなることで干渉する力が相対的に大きく感じます。つまりケーブルの重みや引っ掛かり、状態が悪いソールやパッドのササクレなど動作に干渉する力の存在感が大きく増します。軽量化に合わせてケーブルの改善もなされていますが、状態が悪かったり特にステッチ加工されてないマウスパッドは動作の障害となりえます。可能であればバンジーの導入を推奨します。バンジーの恩恵も相対的に大きくなります。

 

⑥軽量によるマウスへの力のかけ方が変化

 一般的な重量のマウスですと、マウスをある程度振ってストッピングする際に肘手首で勢いよく振ってマウスの重量による慣性を殺してストッピングする。軽量マウスはこの慣性が弱いので感覚が微妙に異なる。同じ感覚で操作するとストッピングが戻ったりブレる形になります。ここは慣れですが軽量をストッピングする際は逆方向の力で相殺するのではなく かける力を0にして手を置いただけのような状態にすることを意識すると慣れるのが早いかと思います。かける力自体はニュートラルになるので次の操作もフレキシブルに対応できます。この操縦自由度が軽量の素晴らしさ。上で書いたように軽量になることで基準が変わってるのでマウスパッドなどの環境側で調整するのも非常に有効です。

軽ければ軽いほど操作感は変化しますが70gなので大きく変わりすぎることもありません。そこに対して過度な心配は不要かと思います。CSGOのように安定性精密性重視の場合は重量はある程度ないとブレ対策はなかなか慣れを要しますがM4の場合は中型エルゴノミクスでもあり手で力を伝える接触箇所を大きく取りやすいのもあって軽量の中でも操作しやすいです。

 

 

 

まとめ

 現在のエルゴノミクス定番はRival310、DeathAdder、G502あたりが入門の筆頭であるがXtrfyM4がそこに食い込んでいくような素直に初心者だろうと多くの人にオススメできる出来になっており、価格も選びやすくスペックも現状の最新高スペックのためコスパはそれなりに爆発の逸品。人を選ぶ点はジッタークリックなど超高速連射がしにくいメインクリック感くらいだろう。再度注意するがM1の後継ではないので形状は似ててもぜんぜん違う。

 メーカー保証は外れるが、どうしても気になるならクリック感を変えてしまえばいいです。そう提案するほど全体的に評価できるマウスでした。肉厚で軽量を実現してるので自分にドンピシャな形状にも攻めていけますが、あくまでメーカーの保証外となりますので自己責任になります。慎重に判断した上で行ってください。M1が尖った最高マウスとしたらM4はハイスペック優等生というイメージ、Xtrfyから万人向け優良マウスが出て心置きなく初心者に猛プッシュしていけるのはファンとして嬉しい限りです。

XtrfyM1
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